春から夏にかけて公園で見られる
花を主にご紹介してきましたが、
最近の園内では少しずつ秋の訪れが感じられるようになり
花よりも実の方が目立ちます
一枚目の写真は「ムラサキシキブ」です。
漢字で書くと紫式部。紫色の実の美しさを
『源氏物語』で有名な平安美女「紫式部」
に例えたという説があります。
確かにその名の通り、美しい紫色が目を引きます
(一般的に、庭や公園に植えられているものは正しくは
「コムラサキ」といいますが、「ムラサキシキブ」
として多く植栽されているようです。
どちらも非常に良く似ている植物です)
二枚目の写真は「ウメモドキ」です。
上述のムラサキシキブの実位の大きさの実で、
こちらは鮮やかな赤色が美しい実です。
葉が梅の葉に似ていることからこの名になったそうです。
どちらの実も、色鮮やかで綺麗です
大きさや色が駄菓子を連想させますが、
食べられませんのでご注意を
最後にちょっぴり地味ですが、
形が面白い実をご紹介します。
三枚目の毛むくじゃらで壺のような形をした実、
なんだか分かりますか???
これは春まっ先に花を咲かせることから
「まず咲く」と言われ、それがなまって名前となった
「マンサク」の実です
キウイフルーツのようにガサガサとした手触りで、
色も地味なのであまり目立ちませんが
味噌や梅干しの壺のような形が可愛いです
皆さんも公園で秋さがしはいかがですか?
担当:R